交通事故のケガで一番多いのが、首のケガ、「むちうち症」と言われています。
前の記事で、交通事故直後の対応方法などについては、解説しましたね!
まだ読んでない方は↓
交通事故被害の対処法!警察や保険屋に連絡。過失割合0はもらい事故?
交通事故が起こった際の、当日の流れを解説。警察、病院への手続き
交通事故後の対応が分からない!弁護士へやり取りを依頼する方法とは
しかし、対応方法は理解できたが、交通事故が原因でケガをしてしまった方はどう保障されるのかが分からないという方に、治療の進め方やお金の支払いについて説明いたします。
まず、その前に「むち打ち症」ってどんなものか知っていますか?
詳しくは、インターネットで検索してもらえばすぐに出てきますが、参考までに↓
http://mutiuti.jp/accident_whiplash/whiplash.php
しかし「むち打ち症」は,正式な傷病名ではなく、「頸椎捻挫」「頸部挫傷」「外傷性頸部症候群」などと呼ばれます。多くの方は次のような傷病名に診断され,様々な症状がでてきます。
となっています。
私も医師に書かれた診断書には、「むち打ち症」ではなく、「頸椎捻挫」と書かれていました。
むち打ち症は「俗称」なんですね!
むちうちって、瞬間的な首に対しての衝撃がかかることによってなる可能性があります。
人間の首は実にデリケートで、衝撃が加わると神経が過敏に反応し、痛みが出ます。
その衝撃は急な衝撃であればあるほど、首にかかる負担はかなり増加します。
極端な話、時速10キロで走っている車に衝突されても、無防備な状態での衝撃であれば、むちうちになる可能性があります。
よって、やはり人間構えていないとケガをしやすいということですね。
では、交通事故のケガはどこで診てもらえばいいのでしょうか?
一般論として、第一に診てもらうべきなのが、「整形外科」。
次が、頭を打った場合など、頭部に関わるケガが、「脳神経外科」。
もらい事故の場合、頭を打った場合など、念のため痛みがあるときは全て、診てもらった方がいいでしょう!
事故から時間が経ちすぎると、事故との因果関係がないと判断されてしまいますよ。
交通事故直後が一番心身ともに敏感な時期です。
しっかり治せるよう診てもらいましょう。
目次
交通事故でのむちうちは整形外科?
先ほど、交通事故後病院で診察するとしたら、ケガした部位によって、診察する科が違うというお話をしました。
ここでは、通称「むち打ち」である首に痛みがある方の場合について、説明いたします。
まず、首・肩・腰に痛みがある場合は、「整形外科」にて診察をしてもらうことが必要です。
私の場合、最初は首・肩に痛みがあったので、救急搬送時に、診察してもらい、レントゲンを撮ってもらいました。
事故直後って痛みはあるが、普通に歩いたりする分には何不自由ない範囲の痛みなんですよね。
結論、とても分かりにくいです。
そして、初診の医師に、警察提出用の診断書と紹介状を書いてもらい、レントゲン写真などを紹介状と一緒に渡されました。
※このレントゲン写真などは、個人情報です。絶対になくさないようにしてください!!
レントゲン写真と紹介状は、自宅近くの「整形外科」の医師に渡します。
レントゲン写真はCDなどの媒体で渡されますが、素人が見ても分かりませんので、受け取ったらそのまま渡すことをお勧めします。
その後、自宅近くの病院でも首周りのレントゲンを撮ってもらい、診断書をいただきました。
担当医師にレントゲン写真を基に、どんな状態になっているか、説明を受けました。
とても印象に残っているのが、「ストレートネック」という状態です。
ストレートネックとは、人間の首は通常、多少の曲がりを有しているのですが、事故の衝撃が原因で、首の骨が真っすぐになってしまっているとのことでした。
いわゆる、「頸椎捻挫」。俗称「むちうち」です。
これは、素人が見ても分かりますので、一度説明をしてもらった方がいいと思います。
そして私は、正直事故当日よりも事故翌日の朝から痛みが増していたのですが、やはりむちうちとなると事故当日はそんなに痛くないけれど、後から出てくるんだなと痛感しました。
診察その日は、「カラー」と呼ばれる首用のコルセットのようなものをいただき、帰りました。
カラーは運転中は付けることができませんが、最初の内は、首を動かせなくなり、かなり症状が楽になっていたのを覚えています。
翌日は「脳神経外科」にてCTスキャンなどの、検査・診察を受けましたが、特に異常は見当たりませんでした。
事故直後はそんなに痛くなかったのですが、私の場合、事故翌週くらいから、腰にも痛みを感じていたので、腰の痛みについても症状を、整形外科の担当医師に説明すると、腰のレントゲン写真も撮ってくれました。
腰に関しても、レントゲン写真を基に説明をしてくれて、多少腰が曲がっていました。
診断書は腰椎捻挫となりました。
次の章で説明しますが、交通事故後は、少しでも痛みがあるところは、全て症状を担当医師に伝えた方がいいです。
そうしないと、相手方保険会社から交通事故によるケガなのかどうなのか、疑問視される可能性がありますので、必ず伝えましょう!
交通事故でのむちうちは接骨院?
ここまでで、交通事故後には、整形外科で診断書を書いてもらっていますね。
その後行う対応として、その診断書を自分で探した接骨院/整骨院に持っていき施術を受けるようにするということです。
間違えてはいけないのが、整形外科と接骨院は根本的に違うということです。
この2つの違いについては、私は以下のように伺っております。
・接骨院/整骨院は施術のみでサービス
簡単に言うと、整形外科で診断書を書いてもらい、その診断書を基に、接骨院/整骨院で施術をしてもらうという流れです。
接骨院での施術は最初はケガの箇所を揉んでもらったりするので、痛い可能性がありますが、少しの痛みであれば辛抱しましょう!
接骨院の先生からは、「痛すぎたら言ってください。」とよく言われました。
私の場合は、一通り、もみほぐしなどの施術をしていただいた後、「電気による治療」を受けています。
おそらく、交通事故が原因で施術される場合は、電気治療はどこでもやってもらえます。
私の場合、最初は首と肩しか整形外科に伝えておらず、診断書も「頸椎捻挫」としか書かれていなかったのですが、腰も痛かったので、整形外科にそのことをお伝えしました。
診断書を修正してもらい、「腰椎捻挫」も書かれていると、腰の周囲ももみほぐしなどの施術をしていただけます。
ここで注意しなければいけないのが、念のため、痛みのある個所は整形外科に伝えて、相手方保険会社に確認を取ってから接骨院の施術を受けるようにする。
つまり、相手方自動車保険会社と整形外科の担当医師による診断と接骨院での施術内容の整合性が必要になってきます。
後々、相手方自動車損保会社から「その部分は施術してもらうと聞いておりませんよ?」なんて言われたら、最悪のケースだと自費治療となってしまいます。
この点については、よく理解して確認必須です。
まとめ
私は実は交通事故後は、整形外科でリハビリなどを受けるものだと思っておりました。
しかし、これまで説明してきた内容の方が一般的なようです。
整形外科と接骨院について違いを理解し、整合性の確認をしてから、治療に臨むようにしてください。
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